こんにちは!横浜市神奈川区・保土ヶ谷区を中心に、外壁・屋根のリフォームを手掛けるラックルームです。

「屋根って普段見えないし、まだ大丈夫かな…」とつい後回しにしがちですが、劣化を放置すると修繕費が3倍以上に跳ね上がることも少なくありません💦

そこでこのブログでは、

  1. 屋根材別の特徴

  2. 屋根材別の寿命とメンテナンス目安

  3. 見逃すと危険な劣化症状8+α

  4. 放置が招く費用インパクト

  5. 月1セルフチェックのやり方

をまとめました。

読了後には「点検を頼むべきか様子見でいいか」を判断できます。ぜひチェックリストとしてご活用ください!

 

1.大きく分けると4つ!屋根材の特徴をサクッと解説

「屋根のメンテナンスを考えたいけれど、そもそも我が家の屋根が何でできているのか分からない」そんな声をお客様からよくいただきます。

材質が分かれば、適切な塗装かカバー工法(重ね張り)か、それとも葺き替えが向いているのか判断しやすくなり、将来のメンテナンス計画も立てやすくなります。

現在の日本の住宅で使用されている屋根材は大きく分けて以下の4つです。

 

瓦(粘土瓦/セメント瓦)

瓦屋根3

見た目・構造

  • 波打つ丸い断面と厚みが特徴

  • 和瓦は焼き物ならではの釉薬のツヤ、洋瓦はマットな色合いが多い

長所

  • 耐用年数は50年以上とトップクラス

  • 断熱・遮音・耐火性能が高く、夏は涼しく冬は暖かい

短所

  • 1㎡あたり40〜60 kgと重量級で、耐震補強が必要になることも

  • 瓦自体は丈夫でも “漆喰” や “下地” が劣化するので、10〜15年ごとの点検が必須

メンテナンスの目安

  • 漆喰の補修:10〜20年

  • 瓦の再固定・差し替え:ひび割れを見つけたら随時

 

②スレート(カラーベスト・コロニアル)

スレート瓦

見た目・構造

  • 厚み約5 mmの薄い板が段々に並ぶ

  • シンプルでスタイリッシュな直線的シルエット

長所

  • 1㎡あたり約18 kgと軽量で、ほとんどの戸建てに採用可能

  • カラーバリエーション・デザインが豊富でコスパ◎

短所

  • 表面塗膜が7〜10年で色あせ・コケ付着 → 塗り替え必須

  • 2004年以前に製造された一部製品はアスベスト含有の可能性

メンテナンスの目安

  • 再塗装:7〜10年

  • 板自体の交換・カバー工法:25〜30年が目安

 

③金属屋根(ガルバリウム鋼板、トタンなど)

見た目・構造

  • フラットまたは立ち上がりのあるシャープな意匠

  • メタリックな光沢でモダン系住宅に人気

長所

  • 1㎡あたり約5〜7 kgと超軽量 → 耐震性アップ

  • 亜鉛×アルミ合金のガルバは耐食性に優れ、再塗装まで15〜20年

短所

  • 材質によっては雨音が響きやすい

  • 塩害地域・切り口・ビス頭はサビが出やすいので定期点検が必須

メンテナンスの目安

  • 再塗装:15〜20年(トップコートのグレードで差あり)

  • 部分張り替え:サビ孔食や大きな穴が出たら随時

 

アスファルトシングル

見た目・構造

  • ガラス繊維マットにアスファルトを含浸し、表面に石粒を吹き付けたシート状屋根材

  • ザラザラとした質感で北米住宅のような柔らかい印象

長所

  • 軽量(1㎡あたり約12 kg)で加工性が良く、曲面にも対応

  • 石粒が雨音を吸収し、静音性◎

短所

  • 強風や台風でめくれ・剥がれが生じやすい

  • 表面の石粒が経年で脱落し、退色しやすい

メンテナンスの目安

  • 補修・増し張り:10〜15年

  • 葺き替え:20〜25年

 

2. 屋根材別の寿命とメンテナンス目安

耐用年数は素材だけでなく、立地や下地の状態によって前後します。

ここでは「戸建て住宅・一般的な環境」を前提にした目安をまとめました。

 

  • 寿命:50年以上

  • 主なメンテ:漆喰補修10〜20年/割れ瓦差し替え随時

スレート

  • 寿命:25〜30年

  • 主なメンテ:再塗装7〜10年/カバー・葺き替え25〜30年

金属屋根

  • 寿命:30〜40年(SGL鋼板は+5年程度)

  • 主なメンテ:再塗装15〜20年/サビ孔食が出たら部分張り替え

アスファルトシングル

  • 寿命:20〜25年

  • 主なメンテ:補修・増し張り10〜15年/葺き替え20〜25年

 

3. 見逃すと危険!代表的な劣化症状8+α

次の症状が1つでも当てはまれば要点検サイン。写真を撮っておくと業者への相談がスムーズです。

 

  1. 色あせ・チョーキング(手で触ると粉が付く)

  2. コケ・カビ・藻の繁殖(防水性低下のサイン)
  3. 塗膜の剥離・めくれ(素地が露出すると急速に劣化)

  4. ひび割れ・欠け(雨水が下地へ浸入しやすい)

  5. 釘・ビスの浮き(強風時に部材飛散の危険)

  6. サビ・孔食(金属が赤錆→穴あきへ進行)

  7. 屋根材の反り・波打ち(雨仕舞いが悪化)

  8. 雨染み・室内天井のシミ(内部まで雨水が到達)

    +α 漆喰の崩れ/棟板金のゆがみ(瓦・金属屋根で要注意)

 

4. 放置が招く費用インパクト

  • スレート再塗装

    約80〜120万円 → 劣化放置で下地交換+葺き替えになると 約200〜300万円

  • 棟板金のビス浮き

    数万円で固定可能 → 放置して飛散・雨漏りすると 内装復旧含め100万円超

  • 瓦の漆喰剥がれ

    10〜20万円 → 放置で瓦落下+全面漆喰+瓦差し替えで 50万円以上

  •  

初期対応を逃すと 2〜3倍 に跳ね上がるケースが珍しくありません。

早め早めの対応がキモですね👍

 

5. 月1、屋根セルフチェックのやり方

Step 1:地上+ベランダからズーム撮影

軒先・谷樋・棟部分をスマホ望遠で撮影。

Step 2:色あせ/コケ/ひびを拡大確認

前月の写真と並べると進行具合が分かりやすい。

Step 3:雨どいの水はけチェック

豪雨後に溢れ・詰まりがないか確認。

Step 4:室内天井シミチェック

小屋裏・押し入れ上部にシミやカビ臭がないか。

Step 5:気になる箇所をメモ

撮影日・気付きを残し、3カ月同じ症状が続いたら専門店へ。

 

【まとめ】屋根の劣化は放置してもいいことなし!

 屋根はふだん目に触れにくいため、「まだ大丈夫だろう」と放置しがちですが、実際には外壁よりダメージを直接的に受けやすい部分です。

日本の戸建てで主流となっている屋根材は〈瓦・スレート・金属・アスファルトシングル〉の4種類に大別され、それぞれに重さ・耐用年数・メンテナンス周期が異なります。

たとえば瓦は50年以上もつものの漆喰は10~20年で補修が必要、いっぽう軽量な金属屋根は耐震性に優れる半面ビス頭のサビが早く出る——といった具合です。

 こうした素材ごとの特性を知っておくと、「次に塗装で済むのか」「カバー工法に切り替えるべきか」「そろそろ葺き替えを視野に入れるか」といった判断がぐっと明確になります。

 ただし寿命の本番が訪れる前に、必ず“予兆”として色あせやチョーキング、細かなひび割れ、ビス浮き、赤サビなどのサインが現れます。

これを見逃さず早めに対処できれば、補修費は最小限。逆に「もう少し様子を見よう」と先延ばしにすると、足場・下地交換・内装補修が芋づる式に必要になり、費用は2~3倍へと跳ね上がります。家計だけでなく住まい自体の寿命までも縮めてしまうことになりかねません。

 そうは言っても、はしごを掛けて屋根に上るのは危険です。

そこでおすすめなのが、月1回だけでも地上やベランダからスマホで屋根をズーム撮影し、〈色あせ/コケの量/ひびやサビの有無〉を前月の写真と比べる簡易セルフチェック。

3か月続けて同じ症状が残る、あるいは急に悪化している、、そんなときが専門店へ相談するベストタイミングです!

 ラックルームでは、横浜市神奈川区・保土ヶ谷区エリアを中心に写真付き診断書付きの無料点検を実施しています。

診断後のしつこい営業はいたしませんので、「まず現状だけ知りたい」という方もお気軽にお声かけください。

 「まだ大丈夫かな?」と不安を抱いた今こそ、住まいを長持ちさせる絶好のチャンス。私たちラックルームが、お客様の大切なおうちを守るお手伝いを全力でいたします。

 

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