屋根の工事を検討しているけど、

     どの業者に頼んだらいいんだろう…

特に横浜市は日本一の人口を誇る街で、リフォームに携わる業者がたくさんいるので、お困りの方も多いと思います。

適正価格で、きちんとした品質・サービスのところを選びたいですよね。

そこでこの記事では、横浜市で屋根の工事をお考えの方向けに、屋根の種類と、おすすめの屋根材のご紹介を致します。

気をつけて見てほしいポイントを押さえてお伝えしますので、是非参考にしてみてください。

1.選び方のポイント

屋根材の選び方には主に3つのポイントがあります。

◎価格

屋根材によって工事価格は2倍近く変わります。安い費用で工事できる屋根材にはスレート」やトタンがあります。トタンは耐用年数が短すぎる難点があるため、価格を重視する人は「スレート」を選ぶとよいでしょう。

◎デザイン

デザインは屋根材によって大きく異なります。特にデザイン性が高いといわれているのは、ジンカリウム鋼板」や「アスファルトシングルです。

特に、粘土瓦は日本家屋に格式高い印象を与えられるためおすすめです。

◎耐用年数

耐用年数とは、屋根材を交換する時期の目安です。屋根材のメンテナンス頻度を下げたい場合は

「ジンカリウム鋼板」や銅板」「ステンレス」が望ましいです。

いずれも30年以上の耐用年数があり、ほかの素材よりも耐久性が高いです。

銅板は寺のような特殊建築で使うことが多い素材なので、一般住宅ならジンカリウム鋼板が向いているでしょう。

 

屋根材 耐久性 耐風性 費用 メンテナンス
セメント瓦
スレート
トタン
ガルバリウム鋼板
ジンカリウム鋼板
銅板
アスファルトシングル
ステンレス
陸屋根

まず、2021年度の国内屋根材市場の素材別シェア(新築と改修両方の面積別シェア)を見てみましょう。昔では瓦屋根がシェアナンバーワンでしたが、現在は金属屋根が他の屋根材を上回っています。



                                     引用元:株式会社矢野経済研究所

屋根の素材には多くの種類があります。以下では、それぞれの素材のメリットやデメリット、価格、耐用年数などを紹介していきます。

2-1 瓦〜1500年以上前から

瓦とは、粘土を焼いて作る瓦素材です。

一言に瓦と言っても今はいくつも種類があります

粘土瓦』といいますが、『陶器瓦いぶし瓦』『軽量防災瓦』『本瓦』『土葺き屋根などいろいろ呼び名も種類もあります。

最近だと洋風の瓦も見かけるようになりました。

昔の屋根材は瓦屋根が一般的でした。
しかし、現在はほぼ注文住宅でしか採用されていないです。

これから新築で屋根を選択できる機会がある人は、長寿命の陶器瓦をおすすめします。
ただし、既存住宅の瓦屋根は要注意です。
2020年に建築基準法が60年ぶりに改正され、2階建ての瓦は全て釘もしくはビスで固定させることが義務化されました。(ガイドライン工法)
建築基準法の背景には、地震や台風の自然災害の被害拡大があげられます。
言い換えれば多くの瓦屋根がしっかりと固定されておらず、不安を残した状態で仕上がっています。

耐用年数は50年以上あります。

物理的に何か被害がない、メンテナンスなどをしっかりしていれば100年以上経つ住宅もあります。

粘土瓦は、工事費用が高くても構わないから屋根の耐久性を高めたい方

に向いています。

 

2-2 セメント瓦

陸屋根は雨水が溜まりやすく、雨漏りにつながるという特徴があるので、水分に弱い木造住宅には向いていません

こちらの瓦はまた違った種類なので、別でご紹介します。

セメント・コンクリート瓦とは、セメントやコンクリートを材料にして作る瓦素材です。「モニエル瓦」とも呼びます。

デメリットが多いため近年では利用する住宅が減っています。

改修工事で利用されることはほぼ無いです。

セメント・コンクリート瓦は、粘土瓦のメリットと価格の安さをバランスよく取り入れる場合に適しています。

ただ、通常の瓦と違い、塗装が必要なので最終的にはこちらの方がコストがかかってきます。

 

2-3 化粧スレート

日本の高度成長期に広く普及した、平べったい板状の屋根材です。
都心部や郊外、新築の建売住宅で多く採用されています。

「人工スレート」や「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれます。日本の住宅では特に人気がある屋根材です。

化粧スレートは、耐用年数と価格のコストパフォーマンスに優れた屋根材を使いたい方に向いています。

 

2-4 天然スレート

 

種類は一緒ですが化粧スレートとは違う種類なので参考までにご紹介します。

天然スレートとは、岩石を材料とした薄い板状の屋根材です。

メリットは、化粧スレートに比べると天然石にしかない美しさがあることです。

デメリットは、化粧スレートに比べると価格が高いことと、重いために耐震性が低下する点です。

耐用年数は20年以上です。基本的に化粧スレートよりも耐用年数は長いです。

天然スレートは、化粧スレートよりもデザイン性が高いスレート屋根にしたい場合

に適しています。

コロニアルは時代に沿って改良されてきました。

中には昔話題のあったアスベストも含んである屋根材もあります。

現在アスベスト(石綿)の改修工事を行うにも工事業者側に資格が必要になってきています。

まだその辺は絶対ではありませんが資格を持たないと先々は請け負えなくなっていきます。

以下でスレートの種類を簡易的にご説明します。

 

◎旧スレート/アスベスト入り(〜1990年代半ば)(多種あるため抜粋)

昔のスレート屋根はアスベストが含まれています。
アスベストが含まれたスレート屋根は長寿命である一方、葺き替えする際は、多額のコストがかかります。

コロニアル

ニューコロニアル

アーバニー

ミュータス

ジュネス

ルネッサ

 

旧スレート/アスベストなし(1990年代半ば〜2000年代半ば)(多種あるため抜粋)

2000年代初頭にアスベストの健康被害の問題を受けて再生産されたスレート屋根です。
発売当初は次世代の屋根材として賞賛されていました。
しかし、15年前後経過すると多くの商品で明らかな不具合が発現することがわかり、評価は一転します。築後20年を待たずに葺き替えもしくは屋根カバー工法を検討してください。

コロニアルNEO

パミール

レサス

フルベストリード

エボルバ

ニューアーバニー

新スレート/アスベストなし(2006年〜)

現在販売されている、アスベストが含まれていないぜい弱なスレートの問題を受けて改良された商品です。

コロニアルグラッサ

コロニアルクァッド

 

瓦風スレート

変わったスレートではこんなものもあります。

瓦のフォルムに形成されたスレート系屋根材です。

セキスイかわらU(アスベストあり)

・セキスイかわらU(アスベストなし)

・ルーガ

2-5 トタン ~1990後半

トタンとは、亜鉛でメッキ加工した薄い鉄板素材です。

デメリットが多いため、近年では使用する住宅が減っています。

トタンは、10年程度で屋根材を交換してもいいから工事価格をとにかく安くしたい方に適しています。

 

2-6 ガルバリウム鋼板 2000年頃~

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛、シリコンによってメッキ加工された鋼板素材です。

コストパフォーマンスに優れているため、金属の屋根材では最も人気があります。

20年以上の歴史と販売実績がある商品もある、評価が確立された安心して用いられる屋根材です。

現在、ガルバリウム鋼板の屋根や外壁が人気です。
ガルバリウム鋼板は決してパーフェクトな建材ではありません。
それでも人気なのは、他の建材と比べて優れている点がたくさんあるからです。
2014年にはガルバリウム鋼板を改良したエスジーエル鋼板(SGL鋼板)が登場し、金属建材の耐久性能はさらに向上しています。

※カバー工法とは、現在の屋根に新しい屋根材を重ねて施工する安価な工事方法です

耐用年数は30年程度です。

ガルバリウム鋼板は、カバー工法で安く屋根工事をしたい人や、雨漏り対策を重視したい場合

に適しています。

 

2-7 ジンカリウム鋼板

日本で屋根として施工されるジンカリウム鋼板は、金属の上に石粒をコーティングしたものがほとんどのため、「自然石粒付き鋼板=ジンカリウム鋼板」と呼ばれることが多々あります。

日本で見られるジンカリウム鋼板はほとんどの場合、表面に自然石が付着しています。

そのため呼び名が「ジンカリウム鋼板」以外にも、

  • ストーンチップ鋼板
  • 石粒付き鋼板
  • 自然石粒付き鋼板
  • 自然石粒付き化粧鋼板

など様々なものがあり、混乱してしまうポイントです。

ジンカリウム鋼板は石粒の効果によって、ガルバリウム鋼板と比べて耐久性や遮音性、断熱性などに優れています。

 

2-8 銅板

銅板屋根とは、銅製の板を屋根に張り付けたものです。

寺などの特殊建築で主に利用します。

屋根材のなかで耐用年数が最も長いです。

耐用年数は60年以上です。

銅は、大仏や自由の女神にも使われている素材で、耐用年数が100年を超えるものも珍しくありません。

ブロンズの色から次第に鎌倉の大仏様のような緑青色に変色します。価格が高いため使用は限定的です。

銅板は、屋根の耐用年数を長くするためであれば、業者を探す手間と高額な費用を惜しまない、

という方に適しているといえます。

 

2-9 アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に石を吹き付けたシート状の屋根材です。
施工が簡単で、アメリカではDIYによる改修が盛んにおこなわれており、アメリカのシェアは90%を超えています。
価格も安いことから日本でも建売住宅で採用されるケースが最近は増えています。

耐用年数は20〜30年程度です。

アスファルトシングルは、屋根のデザイン性を高めたい方

に適しています。

◎外国製

石粒付き金属屋根と同じでアスファルトシングルも韓国製が多いです。

アルマ

オークリッジスーパー

リッジウェイ

◎日本製

日本製のアスファルトシングルは専用ボンドやルーフィングなどの品質に対するこだわりが強いです。
外国製のアスファルトシングルと全く異なる屋根材と評価できます。

シングル

ロフティ

 

2-10 ステンレス

新国立競技場など長期の耐久性を重視した大規模な建築物ではガルバリウム鋼板ではなくステンレス製の屋根が用いられています。戸建て住宅でもみかけることが稀にあります。

丈夫で長持ちする反面、金属製であるがゆえに、防音性や断熱性、

傷つきやすさなどのデメリットがあります。

ステンレス屋根は錆びにくく劣化しにくいため、メンテナンスフリーと呼ばれることもあります。

耐用年数は50年ともいわれています。

メンテナンスフリーと呼ばれる製品でも、

完全にメンテナンスが不要なわけではありません。

メンテナンスの手間がほとんどかからないため、

ランニングコストを抑えられることが大きなメリットでしょう。

 

2-11 陸屋根

住宅建築用語の「陸屋根(りくやね・ろくやね)」は、平屋根(ひらやね)やフラット屋根とも呼ばれ、屋根勾配のない平面な屋根のことをいいます。

平らな屋根を陸屋根と呼ぶのに対し、傾斜のある屋根は「勾配屋根」と呼びます。

陸屋根には勾配が全くないわけではありません。
「排水勾配(水勾配)」という、雨水が残らないようにつけられるわずかな傾斜があるのが一般的です。

さらに、雨漏りを防ぐため、表面にはウレタンやFRPによる防水工事が不可欠です。

陸屋根は雨水が溜まりやすく、雨漏りにつながるという特徴があるので、水分に弱い木造住宅には向いていません

陸屋根の床面に施される防水加工は、三角屋根に比べて耐用年数が短く、屋根メンテナンスの頻度は多くなります。
スレート屋根の寿命が20~30年であるのに対し、陸屋根防水の寿命は種類により10~20年が目安です。

リフォームでおすすめの屋根材とメーカー

ラックルームが定めた基準を元に、おすすめしたい屋根材をランキング形式で表示します。
施工実績数や経験を元に選定しました。

 

おすすめ1位

商品名:スーパーガルテクト  商品サイト

断熱材一体型エスジーエル鋼板

販売元:アイジー工業

金属外装材のトップを走る日本メーカーの技術が集約されている「超高耐久ガルバリウム」の屋根材です。
耐久性(エスジーエル鋼板)と断熱性(熱貫流率1.43w/㎡K)、屋根の機能を補助する板金役物の止水性とラインナップ、多くの点で他の屋根材を上回ります。
横ジョイントの止水性能には日本弁理士会会長賞、そして文部科学大臣賞を受賞。
「超高耐久ガルバリウム」とは、「2%マグネシウム-55%アルミニウム-亜鉛合⾦めっき鋼板」です。
ガルバリウム鋼板(55% アルミニウム-亜鉛合⾦めっき鋼板)にマグネシウムを2%添加することにより、めっき層を強化しました。
『超高耐久ガルバ』はガルバリウム鋼板に⽐べ、3倍超※1の寿命が期待できます。

 
おすすめ2位

商品名:エコグラーニ  商品サイト

販売元:ディートレーディング

アメリカのカリフォルニア州にて生産されているディーズ ディプロマットは錆に強いガルバリウム鋼板 と同じ組成のジンカリウム鋼板を基材とし、表面を自然石粒で施した高耐久屋根材です。
欧米ではStone Coated Steel Roofing(自然石粒化粧鋼板)としての屋根材のジャンルとしてすでに 40年以上の実績を誇り、その抜群の耐久性・防音・断熱性・防災性・美観性は欧米各国はもとより 極寒の北欧・熱帯の東南・南アジア・アフリカ・南米・オセアニアなど世界70ヶ国以上で幅広く採用さ れています。
ジンカリウム鋼板とは、アルミ55.0%・亜鉛43.5%・シリコン1.5%でメッキされた鋼板のことをいいます。
ジンカリウム(自然石粒付き)鋼板屋根のメリットは耐用年数が30年以上あり、塗装によるメンテナンスが不要になります。

 
おすすめ3位

商品名:アスファルトシングル    商品サイト

販売元:田島ルーフィング

アスファルトシングルとはアスファルトルーフィングという防水シートの上にセラミックコートの石を付着させた屋根材です。
屋根材には瓦屋根、スレート、金属屋根材などさまざまな種類がありますが、アスファルトシングルもそのひとつです。
アスファルトシングルは北米でのシェア率が高く、100年以上前から使用されている定番の屋根材となっています。日本では建築基準法の改正によって使用することが認められたため、マンションや戸建て住宅の屋根に使われるようになりました。
材質は柔らかく、瓦屋根のような硬い屋根材のようにひび割れたり、金属屋根材のようにサビついたりしないメリットがあります。
石粒で覆っているため傷つきにくく、防水性・耐候性・耐久性に優れています。軽量で耐震性も高いため、地震対策にも適した屋根材です。
カーブが掛かっている、アーチ状になっている部分がある屋根などにも使用できる為、加工がしやすいといった特徴になります。

 

使う屋根材は、価格やデザイン性、耐用年数のバランスを考えて選ぶことをおすすめします。

価格で選ぶのなら、化粧スレートが最適です。

デザイン性で選ぶのなら、アスファルトシングルや粘土瓦がよいでしょう。

耐用年数なら、ガルバリウムや銅板がおすすめです。

コストパフォーマンスに優れている人気の屋根材は「化粧スレート」と「ガルバリウム鋼板です。

屋根材選びで迷うようなら上記のどちらかを選ぶとよいでしょう。

屋根工事は、大切なお家を守るためのメンテナンス工事です。

適正価格で高品質の工事を実現して、これからも長くご家族の思い出を育んでいってください。

お読みいただきありがとうございました。


株式会社ラックルームは

神奈川県横浜市を拠点に雨漏り修理・屋根修理・外壁工事を自社施工でご提供するプロ専門店です。
増改築相談員の資格を始め外壁診断士、外壁アドバイザーの資格を保持した熟練の職人が責任をもって施工いたします

ラックルームはお客様に真摯に寄り添い、不要な費用を省いた適正価格で、高品質な雨漏り修理・屋根修理をご提供することで皆様に安心をお届けすることをモットーに営んでいます。


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